朝起きようとしたら首にビキっと痛みが走ってだんだん痛くなってきた。
首を回そうと思っても痛くて回せない…。
そんなあなたの首の痛みは寝違えかもしれません。
寝違えの場合、決して揉んだりストレッチしたりせず、まずは冷やしてみてください。
寝違えは対処を間違えると痛みが長引く恐れがあるのでなった直後の対処が大事です。
こんにちは。川崎市多摩区・稲城市の整体院 Anmin調整院の仲原です。
・首が動かせない、動かそうとすると激痛
・身体ごと動かさないと後ろを向けない
・腕や肩にしびれも出ている
・温めていいのか冷やすべきなのか判断に迷う
正しい対処をして寝違えを早く治しましょう!
寝違えは怪我と同じ
まず、寝違えた時というのは、首の筋肉・筋膜が急に引き伸ばされて傷ついた状態になっています。
いわゆる軽い肉離れだと考えてください。
時には筋肉や筋膜だけでなく、頸椎の関節周りの腱や靭帯が傷ついた『捻挫』と同じような状態になることもあります。
寝違えの起こる主な3つの原因
では、なぜ寝違えになるのでしょう?
3つの主な原因を挙げますね。
就寝中の姿勢
寝返りをあまり打たないまま長時間不自然な体勢で首が伸ばされすぎると、筋肉・筋膜を傷めてしまいます。
特に、酔っ払ったまま寝てしまうのは良くありません。
身体の感覚が鈍くなっているので、不自然な姿勢に気付けない事が多いので、首を傷める可能性が高くなります。
血流の低下
就寝中は起きている時よりも血流が下がります。
血流が下がるということは身体がより凝り固まりやすくなっている状態です。
そんな時にいざ起床!と首を急にあげようとすると、筋肉・筋膜がいきなり伸ばされて傷めることがあります。
過度な疲労やストレス
首に負担がかかる仕事が続いた、ストレスが溜まって首から肩を緊張させっぱなしだったなど、疲労がたまってくると血流も悪くなり凝り固まってしまい、寝違えを起こしやすくなります。
寝違えが治るまでにかかる日数
寝違えてしまってから治るまでの期間は、
・筋肉・筋膜の炎症 3日〜1週間
・捻挫の場合は1週間〜2週間
と言われています。
※治癒力には個人差がありますし、あまりに重症だともっと時間がかかる場合があります。
寝違えたらどうすればいいのか?早く治すための方法
寝違えた後の対処の仕方で治りの早さが変わってきます。
まずは冷やそう。アイシングの仕方(動画解説付き)
寝違えた部分が痛いと感じるのは、炎症に伴って放出された発痛物質に受容器が反応しているからです。
なので、痛みを和らげるには熱を下げて炎症を抑えることにより発痛物質の放出を減らす必要があるんです。
一番効果的なのは、
アイシング
です。方法をお伝えしますね。
ビニール袋や氷嚢に氷水を入れて患部を冷やします。
熱が出た時などに使うゲル状のアイスパックでも代用出来ます。
1回につき15〜20分冷やす
↓
30〜40分休憩
これを痛みが和らぐまで繰り返してください。
※凍傷を防ぐために、
・タオルを巻く
・30分以上は冷やさない
以上の項目は必ず守ってください。
動画でも解説しています。参考にしてくださいね。
↓↓↓↓
なるべく安静に
痛みを感じる動作を極力避けて安静を心がけてください。
安静にすることで傷んだ組織が修復されていきます。
これは危険!やってはいけない対処法
寝違えた後は常に不快感があるでしょうから、ついつい患部に手が行ってしまいます。
繰り返しになりますが、寝違えは首を怪我した状態です。
痛めた部分は炎症を起こしている可能性が高いので、触らないようにしてください。
当院に駆け込まれる方でもよくある間違った対処法を挙げておきますので、避けるようにしてください。
・首を温める
・首〜肩を揉みほぐす
・伸ばせば良くなると思い込んでストレッチする
・お風呂にしっかり浸かって温める
・首を無理に回そうとする
症状が軽い場合は、温めたらいいのか冷やしていいのか迷う場合があります。
幸運にも「間違えて温めてしまいましたが、ひどくはなりませんでした!」という方もおられます。
しかし、基準がはっきりしないので、判断に迷ったらまずは冷やしてください。
一般的には2〜3日で炎症は引くので、温めるのはそれからにしてくださいね。
寝違えを放っておくと…痛みが強い、治りが遅い場合は病院へ
寝違えは正しく対処すれば、日に日に改善されていくので、病院に行かない方もいると思います。
しかし、
・1〜2週間経っても痛みが引かない
・頻繁に繰り返す
という場合は別のトラブルが潜んでいる場合があるので、一度病院でみてもらいましょう。
整体で寝違えは治るのか?当院での改善の仕方
「整体で一発で治せませんか?明日までに何とかなりませんか?」と聞かれることがありますが、残念ながらそれは出来ません。
整体施術である程度首を動かせる範囲は広がりますが、筋肉・筋膜が傷ついて炎症から来ている痛みが引くのには時間がかかります。
痛みが引いた後に再発を防止する意味で整体施術を受けて頂くことをオススメします。
そもそも寝違えを起こすのは、
・筋肉疲労
・内臓疲労
・身体の歪み
などが積み重なって起きている場合が多いので、再発しないように原因にしっかりアプローチする必要があるからです。
当院ですと、
・寝違えを起こした直後はごく軽めに骨盤・背骨、その他寝違えの原因になっていると思われる箇所にアプローチ
・痛みが引いた後にだいたい1〜2回通院して頂いて全身の調整
という順番で施術を行っています。
一切バキバキ矯正することなく調整してゆくので、身体に余計な負担をかけませんし、何より安心して施術を受けられます。
まとめ
いかがでしたか?ここまでのお話しをまとめると、
〇寝違えは怪我と同じ
〇寝違えになる主な原因は3つ
・就寝中の姿勢
・血流の低下
・過度な疲労とストレス
〇寝違えが治るまでの日数
〇早く治すために気をつけるべきポイント
・まずは冷やす
・安静を心がける
〇やってはいけない危険な対処法
〇なかなか治らない、痛みがひどい場合は病院に
〇当院での改善の仕方
もし今のあなたが、
「寝違えてしまったようなんだけど、どうしたらいいか」
「自分で対処はしてみたものの、合っているかどうか不安」
という状態でしたら、一人で迷わず気軽に当院に相談してくださいね。