肩がこるからと言って、 マッサージ店で肩の筋肉だけグイグイ、 家のマッサージ機でもゴリゴリ…。確かに気持ち良いし楽にはなるけど根本的に治った感じがしない…。
それは、
肩こりを感じている筋肉と原因となっている箇所が違うからです。
今回の記事は、グイグイ揉んでもらってその場は楽になってもすぐに凝ってきてしまうしつこい肩こりにお悩みの方のために、その根本的な原因と和らげる方法についてまとめました。
こんにちは。神奈川県川崎市多摩区・稲城市の整体院 Anmin調整院の仲原 雅幸です。
「週に何回もクイックマッサージに行くのが癖になっている」
「朝起きたらすでに肩がこっている」
当院にもしつこい肩こりでお悩みの方が来院されます。
・朝起きるとなぜか肩がガチガチ
・首肩こり以外にも口が開けづらい時がある
肩こりになる原因と正しい解消法を知って、 しつこい肩こりとサヨナラしましょう!
肩こりとは
まず、肩こりとは一体何でしょう?
肩こりとは、項頚部から僧帽筋に生じるこり感・ 重苦しさや痛みといった症候で、正式な病名ではありません。
肩こりと言われますが、首の後ろや背中(肩甲骨の間) にこりを訴える方もおられます。
肩こりになる4つの主な原因
では、肩こりを起こす原因は一体何なのでしょう?
主な原因を4つ挙げますね。
①身体の前側の筋肉の緊張
肩こりは『僧帽筋』という筋肉がギューっと緊張したまま戻らず血 行不良になることで起こります。
では、なぜ僧帽筋がこんなに緊張するかというと、
身体の前側の筋肉が緊張して姿勢が変わり、 僧帽筋が引っ張られるから
なんです。
身体の前にある筋肉が緊張すると、
猫背になります。
そうなると、 肩の筋肉は通常の位置より前に引っ張られ続けるので、 緊張しっぱなしになってしまうんです。
なので、 肩こりになった場合は後ろ側の僧帽筋だけでなく前側も緩めてあげ る必要があるんです。
②食いしばり
この言葉を初めて聞いた方は『食いしばり』って何? と思われるかもしれませんね。
『食いしばり』とは、
常日頃から顎を噛み締めている
ということです。
たくさん寝たはずなのに、朝起きたら肩がバキバキに凝っていた。
なんて経験はありませんか?
もしかしたらその不調は、就寝中の『食いしばり』からきている可 能性があります。
この食いしばりが日常的になると、
顎の筋肉が固くなる
↓
側頭部をはじめ頭部全体の筋肉が緊張する
↓
首から肩にかけての筋肉が緊張してくる
↓
背中や腰まで固くなる
というふうに連鎖して身体中の筋肉が緊張してきます。
そして、慢性化してくるとしつこい首肩こり・頭痛や倦怠感にはじ まって、めまい、耳鳴り、自律神経の不調にまで発展しかねません 。
③片噛み
片噛みというのは、片側ばかり噛む癖のことを言います。
片噛みは、偏った顎の筋肉の使い方になるので、顎が歪みます。
片側にズレが生じるということは、 必然的に反対側のアゴもズレてしまいます。
顎が歪めば全身のバランスが崩れるので、骨盤や背骨も歪みます。
顎関節症に発展しやすくなりますし、肩こり・頭痛・ 腰痛などの原因にもなります。
④手や腕の使いすぎ
腕の使い過ぎってテニス肘とか腱鞘炎だったらわかるけど、 肩こりと関係あるの?と思われるかもしれませんね。
実は大アリです。
当たり前のように使っている箇所ほど気づくのが遅れたり手入れが おろそかになるんですね。
腕を使い過ぎると、
腕の筋肉、筋膜が固くなってくる
↓
腕と関連している筋肉・筋膜が引っ張られる
↓
首から肩にかけての筋肉が緊張してくる
というふうに連鎖して首から肩にかけて固くなってきます。
今はデスクワークで一日中パソコン作業という方が多いので、長時間の作業で腕を酷使して肩こりを起こしているケースもあります。
そして、 慢性化してくるとしつこい首肩こりにまで発展してしまうのです。
肩こりを緩和するための対策
肩こりの原因を把握したら今度は症状を和らげるための対策です。
ここでは2つの対策をお伝えします。
①根本的な原因を探して施術してくれる治療院を探す
冒頭でも肩こりをギュウギュウ揉んだり叩いたりしてもあまり効果 がないことをお伝えしました。
根本的に解決するためには、 以下のような整体院やカイロプラクティック治療院を探して施術を 受けることをおすすめします。
①首や肩をギュウギュウ揉んだり叩いたりせず、 なぜ肩こりを起こしているのか原因となっている箇所を探してくれ る
②顎の関節もソフトに調整してくれる
③背骨、骨盤も整えてくれる
予約の際に①〜③ の項目を踏まえたうえで施術にあたってくれるか確認してみるとい いでしょう。
当院ではしっかりカウンセリングと動作のチェックを行なってから ①〜③の項目を丁寧に行います。
②自分でケアを行う
仕事や家の用事でなかなか治療院に行く時間がない方はまめにセル フケアを行うことをおすすめします。
セルフケアといっても毎日必ず30分以上!とか気合の入ったものではなく、まずは簡単なことをまめに続けることが大事です。
これから自宅や仕事場で気軽に出来る3つの肩こり解消ケアをお伝 えします。
各ケア方法を動画で解説しているので参考にしてくださいね。
これなら自宅でも仕事場でも気軽に出来る!肩こり緩和対策
①あごのかみ締め、食いしばり解消ストレッチ
②僧帽筋を1分でゆるめる体操
③肩の巻き込みも1分で解消ストレッチ
④腕の疲れ、ねじれ解消ストレッチ
こんな簡単なことでいいの?と思われたかもしれませんが、簡単だからこそ日常生活に習慣化しやすいと私は考えています。
歯磨きを毎日行うのと同じような感覚で取り組んでみてくださいね。
まとめ
ここまでのお話では、
○肩こりとは
○肩こりになる主な4つの原因
①身体の前側の筋肉の緊張
②食いしばり
③片噛み
④手や腕の使いすぎ
○肩こりを緩和させるための2つの対策
①根本的な解決を目指す治療院で施術を受ける
②自分でケアを行う
○自宅でも出来る肩こり体操
についてお伝えしてきました。
もし今この記事をよんでくれているあなたが、
「マッサージで強めにほぐしてもらってもすぐこってきてしまう」
「朝起きると寝る前よりも肩がパンパン」
という状態でしたら、一人で悩まず気軽に相談してくださいね。