「注射を打たずにもうすぐ1年経ちます
この症状はもう何十年も苦しんで良くなることはないと思っていたので、本当にありがたいです」
約1年前から通院されているK様が帰りがけにこんな言葉を残してゆかれました。
K様はもう何十年も両肩〜腕にかけてのしびれや首・肩・腰の痛みお悩みでした。
・急な動きをした時にビリッと電気が走ったような痛みに襲われる
・夜しびれて目が覚める
という状態で苦しまれ、整形外科で注射をしてどうにか生活されていました。
しかし、注射はものすごく痛い…。
せめて注射しなくて済むようになったらどんなにいいか…。
それが当院に来ようと考えたきっかけでした。
当然、1回でスッキリ!というわけにいかず根気強く通って頂きました。
現在は、
・疲れたり無理すると症状が出るものの、夜腕がしびれて目が覚めてしまうことはなくなった
・今まで腕のしびれであきらめていたことにまたチャレンジ出来るようになった
そうです。
初めて来院された頃よりも血色が良くなり、何より表情が明るくなりました。
私は注射や飲み薬を否定しているわけではありません。
あまりに痛みがひどい場合はまず痛みを止めて神経の興奮を抑える必要があります。
強い痛みを記憶してしまう脳の仕組みから考えても早急に痛みを止めなければいけないと思います。
しかし、問題は飲み薬や注射に頼り切りになってしまい、
・痛くなった原因を考えて対処する
・今後また痛くならないように予防する
ことを先延ばしにしてしまうことです。
私は、施術家としての仕事は身体の痛みを取って楽にするのはもちろんですが、
・また再発しないようにする
・最終的には軽い痛みであればストレッチや体操などで自分で取れる
まで寄り添うことだと常々思っています。
・なぜ痛くなったのか?
・普段の姿勢?姿勢であればどこを修正するのか?
・身体の使い方やクセ?
・過去の怪我の影響で身体がアンバランスになっているから?
・歯や顎の影響(親知らず、インプラント、食いしばり)か?
・職場や家庭環境で大きなストレスがかかっていないか?
・ストレッチや体操はこの方にはどれが合っているのか?
まだまだあります(笑)。考えることは山ほどあります。
ここまで出来てこそ一人前です。
まだ全ての方にそれが出来ているわけではないので、壁に突き当たるたびに「もっと勉強しないと」という気持ちになります。
これからも日々精進して成長してゆきます。
K様、励みになるお言葉をありがとうございました!