朝方の腰痛辛いですよね。
目が覚めても痛くて起き上がるのに時間がかかり毎朝憂鬱…。
そんな朝方の腰痛には、血液循環の悪さ、内臓疲労、身体に合わない寝具が原因として考えられます。
朝方の腰痛を放っておくと日中にまで慢性的な痛みに悩まされることになりかねません。
こんにちは。川崎市多摩区・稲城市の腰痛専門整体院Anmin調整院の仲原です。
「日中動いている時は大したことがないんだけど、朝布団から起きる時が一番腰が痛いんだよね」
「明け方シクシクとした感じの腰痛で目が覚めてしまうんですけど…」
こうしたご相談は当院でもよく 受けます。
- 腰の痛みで朝起き上がるのがつらいので楽にする方法を知りたい
- 朝方腰が痛むが日中は痛みをさほど感じないので放置している
早めに対策を取って朝目覚めたらスッと起きあがれるようになりましょう!
朝方の腰痛は放置するべからず!
朝方の腰痛に悩まされながらも、原因をしっかり把握して対策を取っておられる方は意外にも少ないです。
日中忙しく動いている間は痛みが消えているので忘れてしまうのでしょう。
しかし、朝方の腰痛を放置しておくと、痛みが慢性化して痛み止めが手放せなくなる可能性だってあります。
症状がひどくなる前に原因を把握して対処すべきです。
ではこれから、なぜ朝方に腰痛が起こりやすいのかを説明しますね。
朝方腰が痛くなる3つの原因とその対策
朝方に腰痛が起きやすいのには3つの原因があります。
①血流が悪い
腰痛の原因として多いのは、血行不良からくるものです。
仕組みとしては、
筋肉はあまり動かさずにいると固まってしまい血液が流れにくくなり酸欠状態になる
↓
全身の細胞は酸素がないと困るので、白血球や筋肉から血流を上げる物質を出す
↓
その物質は発痛物質でもあるので、痛みを感じる
という順番で痛みが起きます。
特に午前4〜6時頃は体温が一番下がりやすく血流が滞りやすい時間帯です。
当院でもこの時間帯に痛むと訴える方が一番多いです。
活動量の多い日中はさほど痛みを感じないのに、朝方腰痛がひどくなるのはそのせいです。
【対策】身体を冷やさない
血液循環を良くするには冷えを防止するのが一番です。
就寝前に肌着を一枚多くしたり、腹巻きして腰周りが冷えるのを防ぎます。
冬場は布団や毛布もしっかり用意したうえで、足が冷えやすい方は湯たんぽも入れたほうがいいです。
夏場は暑さで寝苦しいのでエアコンをつけたまま眠ることが多いせいか、冬場よりも身体を冷やしてしまう事があります。
暑さで睡眠不足になってしまうのをさける意味でもエアコンは必要ですが、タイマーを使ったり、タオルケットを一枚余分に用意しておくくらいが良いでしょう。
②内臓疲労
内臓疲労がなぜ腰痛がと関係あるの?と思われた方もおられるかもしれませんね。
説明しますね。
内臓は消化吸収、ストレスに対抗するホルモンを出すなど、私達が意識しない間にもずっと働き続けています。
もしも、夜寝る前にどか食いしていたり、ストレスの多い生活が続けば、内臓は夜中に余計に働かなければならず負担がかかります。
すると、内臓をおおう膜と腰痛に深く関係する筋肉は密接につながっているので、疲れて動きがにぶくなった内臓が腰痛に関連する筋肉を引っ張るので、痛みが起きてしまうのです。
【対策】寝る前の飲食を改善する
夜寝る前に出来る対策としては、
①寝る前のどか食いを避ける
②早めに夕食を済ませ、ある程度消化が済んでから就寝する
③就寝前に冷たい飲料は飲まない
が挙げられます。
順番に説明しますね。
①寝る前のどか食いを避ける
夜寝る前にたくさん食べてしまうと消化のため内臓がフル回転しなければならないので疲れます。
消化の臓器をコントロールしている自律神経は睡眠にも影響を与えています。
もしどか食いをして内臓に負担がかかると、睡眠が浅くなる等の悪影響が出ます。
食事の量は腹6分くらいでおさめましょう。
②早めに夕食を済ませ、ある程度消化が済んでから就寝する
①のどか食いを避けるにも関連しますが、食べ物が胃に残ったまま寝てしまうのは内臓が休まらないので良くありません。
一般的には食後2〜3時間が経って消化が済んでから眠るのが理想だとされています。
③就寝前に冷たい飲料は飲まない
就寝前に冷たい飲み物を飲むと身体が冷えてしまいます。
出来れば飲み物は温かい状態で飲んで欲しいですが、今まで冷たい物を好んで飲んできた方はいきなり温かい状態で飲む事に抵抗があると思います。
そんな場合、せめて常温か冷蔵庫から出して少し時間を空けてから飲んでお腹が冷えないようにしましょう。
こちらの記事にも内臓疲労について詳しく解説していますので、参考にしてください。
↓↓↓↓
『なかなか改善しない腰痛は内臓疲労が原因かも。腰痛専門の整体師が解説します!』
『内臓疲労はどうやって改善すればいい?日常生活で実践出来る方法をお伝えします!』
③寝具が身体に合っておらず、うまく寝返りが打てない
人は就寝中に寝返りを打つことで身体の歪みを修正し、身体が固まらないようにしています。
寝ている間に無意識にストレッチを行なって身体をほぐしているようなものです。
子供はバタバタと頻繁に寝返りを打ちますよね。
時にはこんな姿勢でいいのか?と心配になるくらい身体を捻って寝ていることもありますが、そうやって一日動き回って疲れた身体を修復しているんですね。
寝返りは身体にとって必要なものなんです。
もしも身体に合わない寝具のせいでうまく寝返りが出来なくなるとどうなるでしょう?
きっと身体は固まったままで一日の疲れも取れないまま翌朝を迎えることになります。
特に腰の筋肉が固まりやすい方は朝方腰痛になる可能性が高いです。
【対策】身体に合う寝具を見つける
寝具の中でも一般的に避けたほうが良いのは、
柔らかくて身体が沈み込むような布団
です。
寝返りがうまく打てないので身体が固まりやすいので避けたほうが良いと言われています。
また、
「今コマーシャルでよくやってて〇〇選手とか使ってるから大丈夫と思って…」
と、CMで有名人やスポーツ選手が使っているからという理由で寝具を購入されるケースがあります。
骨格や筋肉の状態は人それぞれ違うので、流行りの商品だからといって万人にぴったり合うとは限りません。
枕の高さだって、やや高めのほうがリラックスして眠れる方もいれば、枕なしの方が良いという方もいます。
必ず店舗に足を運び、身体に合うかチェックしてから寝具を買うようにしてください。
近頃は面倒がって実物をチェックせずネットで購入するケースもありますが、買ってから後悔する可能性も高いのでおすすめしません。
また、購入して期間が経つと時間が経つにつれて沈んできたりして身体に合わない時期がやってきます。
最近合わないな〜と感じ始めたら、タオルなどを敷いてちょうど良い高さに調節しましょう。
朝方の腰痛に効く体操はコレだ!
ここまでに説明した対策を行なったとしても朝起き上がる際はまだ不安だと思います。
身体が固まったまま起き上がるのはギックリ腰などの原因にもなるので、まずは身体を柔らかくしてから起き上がる必要があります。
そこで、簡単な体操を用意しました。
朝起きる前だけでなく、夜寝る前にも行なっておくと効果的ですよ。
両ひざの左右膝倒し
かかと押し出し
※寝ている間に固まった背骨や筋肉をリラックスさせて柔らかくするのが目的なので、あまり一生懸命になり過ぎず、気持ちよ〜く行ってください。
まとめ
ここまでのお話をまとめると…
◎朝方の腰痛の原因は3つ
①血液循環が悪い
②内臓疲労
③寝具が身体に合っていない
◎就寝前と起床時に簡単な体操をして身体を柔らかくしておく
もし、今この記事を読んでくれているあなたが、朝方の腰痛でお悩みでなかなか楽にならないようでしたら、1人で悩まず当院に気軽に相談してくださいね。