今まで経験したことのない腰痛になると、じっと安静にするべきなのかなるべく動かしたほうがいいのか迷いますよね。
動いたらもっとひどくなるかも…という怖さもあるでしょうから、 じっとしていた方が良いと思いがちです。
結論から言うと、
動かせる範囲内で動かしたほうが良い
です。
そのほうが何日も安静にするよりも治りやすく、 職場や家事・趣味にも早く復帰出来ます。
腰痛になっても慌てず普段どおりの生活に戻れるように対処しまし ょう!
こんにちは。川崎市多摩区稲田堤・稲城市の腰痛専門整体院 Anmin調整院の仲原雅幸です。
腰痛になってしまった時、安静にしていればいいのか、なるべく動いたほうがいいのかどちらですか? という質問は当院でもよく受けます。
この記事では、
・腰痛になってしまい動かすのが怖い。 このままじっとしていれば治るのか?
・腰は痛いけどどうにか動ける状態。だけど、 安静でいたほうが早く治るのか知りたい
という方に向けて書いています。
きっと腰痛になってどうすればいいか迷った時の手助けになるはず です。
腰痛に安静は逆効果!3つの理由
冒頭でもお伝えしたように、 腰痛になってしまった場合はて可能な範囲で動かしたほうが良いです。
安静にしてばかりいるのは逆効果で悪化することもあります。
腰が痛い方からしてみれば、信じがたいですよね。
では、なるべく動かしたほうが良い3つの理由を説明しますね。
①安静にしてばかりいると筋力が衰える
腰が痛いと、 動かすのが怖くてつい寝てばかりいることが増えます。
しかし、あまり動かずにいると筋肉が弱ってしまいます。
運動不足がたった2週間続いただけで、 筋肉量は大きく低下するので、もとに戻すのに3倍の時間がかかる と言われています。
痛みが引いた後に普段どおりの生活を送ろうと焦って無理すれば、腰痛を再発する可能性だってあります。
②血流が悪くなる
じっと動かないままいると、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、
・筋肉の回復に必要な栄養や酸素が身体に行き渡らない
・ 発痛物質が代謝されないで身体の中に溜まったままになってしまう ので痛みが取れにくい
といったデメリットの方が多いので、 結果的に治りにくくなってしまいます。
③精神的に良くない
安静にしているとどうしても意識が痛みのほうにばかり行きがちに なります。
この痛みはいつなくなるんだろう?もしかしてずっと?という風にマイナス方向に考えることが増えるので精神的にも 良くありません。
不安や恐れがあると、脳は痛みに対して過敏に反応するようになるので回復が遅れます。
それよりも少しずつ動かしながら、
「腰は痛いけど、あれは出来る」
「昨日は出来なかった動作が今日ここまでは出来るようになった! 」
など、前向きな考え方で過ごしたほうが早く回復します。
安静にするのは2〜3日。 それ以降は出来る範囲でなるべく動かすようにしよう!
とはいえギックリ腰のような急性痛になってしまった場合は筋肉、 筋膜が傷ついて炎症を起こして怪我と同じ状態なので、 最初のうちは動けないと思います。
そんな場合は、最初の2〜3日は無理せず安静にします。
通常なら2〜3日で炎症が和らいできまきますので、 その後は少しずつ動かすようにしてください。
ギックリ腰になってしまった場合は、こちらの『ギックリ腰になったら温める?それとも冷やす?』を参考にしてください。炎症を抑える方法が書いてありますよ。
安静が必要、または病院に行くべき腰痛
ここまでは腰痛になってもなるべく身体は動かしたほうが良いと書 いてきましたが、腰痛の中にも安静にすべき症状があります。
・内臓疾患からくる腰痛
・腰椎圧迫骨折
・腰部椎間板ヘルニアによる『馬尾症候群』
などです。
もし、
・じっと安静にしていても痛みが変わらない
・麻痺が出て脚の感覚がない
・排尿・排便のコントロールができない
という状態の場合は早急に病院で診察を受けてくだ さい。
コルセットのつけっぱなしも要注意! かえって痛みが強くなることも
コルセットはギックリ腰を起こしてしまったばかりの時や、どうしても腰に負担がかかりそうな作業をする時には効果があります。
ただ、ずっと使い続けるのはおすすめしません。
ずっと使い続けた場合、
・筋力が落ちる
・コルセットなしでは不安になり手放せなくなる
といった状態になってしまい肉体的にも精神的ににも良くありませ ん。
なので、 腰痛がこわいからといってコルセットを常につけるのはおすすめし ません。
重い荷物を持たなければいけない時など、どうしても保護が必要な場合だけ使用しましょう。
腰痛に効く4つの体操を解説!
腰痛になってしまって動くのが怖い場合、 動かす前にこれから紹介する4つの簡単な体操を行ってみてくださ い。
痛みが和らいで怖さが軽減されますよ。
歪み修正体操3パターン
①かかと押し出し
②両ひざの左右倒し
③ひざを立ててつま先と腰の上下
大腰筋体操
まず、脚を軽く前後に開きます。
上半身を少し前に倒すのがうまくいくコツです。
椅子を使うと楽に出来ます。
後ろにある脚の前もも・そけい部・ お腹の緊張を出来る限り抜いて60〜90秒キープしてください。
60〜 90秒たったら前後の脚を入れ替えて同じ姿勢を取ってまた60〜 90秒キープしたら終わりです。
痛みの原因が腰ではないこともあります。 整体施術で全身を整えよう!
腰痛になるということは必ずどこかに原因があります。
腰が痛いとしても原因は別の箇所にあったということは当院でも多 々あります。
原因を把握したうえで骨盤・背骨、筋肉、 内臓の位置や頭蓋骨に施術することで全身のバランスを整えること が出来ますし、再発を防ぐ事も可能です。
まとめ
ここまでのお話をまとめると、
◎腰痛に安静は逆効果!
理由としては、
①安静にしてばかりいると筋力が衰える
②血流が悪くなる
③精神的に良くない
◎安静にするのは2〜3日。 それ以降は出来る範囲でなるべく動かすようにしよう!
◎なかには安静が必要、または病院に行くべき腰痛もある
◎コルセットのつけっぱなしも要注意! かえって痛みが強くなることも
◎腰痛に効く4つの体操を解説!
※ギックリ腰の時にも使えます
◎原因は腰だけではないこともあります。 整体施術で全身を調整しよう
もし、この記事を読んでいるあなたが、
「少しずつ動かせばいいのはわかったけど、やっぱり不安」
「自分一人で対処するのは怖い」
といった状態でしたら、気軽に相談してくださいね。
痛みを怖がらず、安心して日常生活を送るお手伝いをします。